5-1.出場の決意
クレー射撃(スキート)を始めてようやくダブルが撃てるようになった頃、アオノスケさんから「大会出ようよ」と誘われました。お世話になっている銃砲店さん主催の大会があるのは知っていましたが、実はその銃砲店さんで銃を購入していない(なにせ貰い物なんで)ので参加資格は無いと思っていました。「えっ、出られるの?」と思って銃砲店の社長さんに聞くとOKとのこと。じゃあ出ます、と話をしたら葉書で案内を頂きました。
5-2.大会開始前
案内の葉書には8:30開始とあったのですが案の定寝坊しました。(^^ゞ 慌てて支度して飛び出し、普段は使わない高速道路を射撃場まで車を走らせました。大会前に車を買い換えたので、緊張しながらの運転でしたけど。普段はケチって使わない高速道路を使ったら、思いのほか早く着いてしまって到着は8:05。受付前でまったりとしている人を横目で見ながら、見覚えのある車の隣に自分の車を止めました。見覚えのある車は、案の定、練習会でご一緒させてもらっているMさん。挨拶をして話を聞くと、いつも銃砲店の社長さんは遅れてくること、早めに来ると早出賞といって何か頂けること、など教えてくれました。ようやく社長さんが到着して受付開始。雰囲気は和気藹々として、ちっとも競技会という感じではありません。まぁ、公式戦じゃありませんし当然かも。
でも、社長さんの脇で受付の風景を眺めていて気が付いたことが。JCTSA(社団法人 日本クレー射撃協会)のWebSiteに載せられる公式競技の結果で見たことあるお名前がちらほら。あれ?、もしかして結構レベル高いんじゃないの? 緊張し始めてたら社長さんが組み分け(タイマー組みとノータイマー組み、私は勿論ノータイマー)して競技開始です。
5-3.大会開始
大会はクラス分けして行われます。上からA〜Dまで。100ヶ撃ちです。勿論、私はDクラス。初出場でなくとも実力はこんなもんですが、内心はオ○コン初登場第一位!なんて狙っていました。この時までは。
約1ヶ月ぶりの射撃で緊張していたのか出だしの1番射台で外しまくり。精神的に未熟なのか、1番射台を上手く取れないと以降の射撃もスムーズに行きません。(T_T) 4ラウンド目には自己最高点(といってもたいしたことないですが)を出しましたが、全体的には課題だけがはっきりした射撃でした。傾向としては5番と6番射台のマーククレーを捉えられないということ。気がつくと飛んでいかれちゃっています。精神的な問題なのか、技術的な問題なのか、把握できていません(まず間違いなく技術的な問題でしょうね)。まぁ、慌てず、焦らず、しかし諦めずに、取り組んで行きたいですね。
大会は撃つだけじゃなくて、皆で交代しながら審判とスコア付けをやります。大会に出るのも初めてなら審判をやるのも初めてなので、簡単に教わってから挑みました。もっとも審判は基本的に外したら「ぱふぅ〜」とラッパみたいな(昔の自転車に付いていた)ものを鳴らします。間違えると射手のリズムが狂うので結構緊張しながらでしたが、何回か間違えてしまいました。すいませんでした。m(__)m 3番射台あたりで落ち着いてきて気が付いたことがありました。審判は最も間近で射撃が見られるということ。しかも、私が審判をやっている組は、ノータイマー組みの公式でAクラスに属する方もいる組です。これは勉強になりました(と思います)。スウィングの軸、頬付け位置、スタンス、一朝一夕には真似できませんが、少しでも近づいてゆきたいですね。ちなみにスコア付けは、当たれば「/」、外せば「○」を書きます。なんか逆のような気もしますが、こういうものらしいです。
5-4.大会が終わって
成績は誉められたものじゃないので秘密です。(^^ゞ でも、参加してよかったと思います。雰囲気は練習会と変わらないのに、妙な緊張感があります(途中まで最下位だったし)。また、練習会じゃお会いしない公式戦でAクラスに属するような射手の射撃を間近で見ることも出来ます。運が良ければアドバイスも得られますし、面白い話も伺えました。射撃のときは他の人を近寄らせない怖い雰囲気の方も、撃っていないときは面白い方だったり。
成績が良いと銃砲店さんから賞品や「装弾引換券」みたいなものを頂けたりするので、実力がある方は実利も得ることが出来るかもしれません。私は「お米」をゲットすることができ、家族にも喜ばれました。参加費は単に100ヶ撃ちするより若干高いですが、上手く行けば賞品・装弾が貰えて、普段は見られない公式上位選手の射撃も見られるので、決して損はないと感じました。日程があえばまた参加したいですね。
【注】
この記事は、私がお世話になっているU銃砲火薬店の射撃会の模様です。大抵の銃砲店さんは射撃会を開催していますが、ルールやクラス分け、賞品の有無など、それぞれ異なりますので、この記事の内容が全ての銃砲店さんで行われている訳ではありません。