ハンヴィーです。80年代からそれまでのジープに替わって配備されている多目的車両ですが、従来型の戦争形態しか考慮してない古い設計なので、組織化されたゲリラ戦が行われているイラクやアフガニスタンではこういった軽装甲の車両をターゲットにする爆発物への脆弱性が露呈して走る棺桶になっちゃったんですが、実際歩兵が徒歩で歩くことが無い現代の戦闘では、犠牲者の大半はこのような車両での移動中に起きているんですよ。とはいえあまりの脆弱性で来年あたりからはもっとマッチョな新型のJLTVに置き換えが進んでいく予定ですが、全部が替わるのではないからこれからも主力には違いない車両ですね。で、ご覧の通り先程見た日本のLAVに比べて座席周りが広い。その結果装備を装着して銃を携帯したままでもちゃんと乗れるのが日本の車両との大きな違いです。