● へなちょこシューターへの道!
初心者講習会編
『プロローグ:思い起こせば数年(十数年)前』
社会人になったことだしようやく自分のお金で自分の好きなことができるようになったぞ!いままでやりたかったけどやれなかったことをはじめよう!と思い立ち,クレー射撃とスキューバダイビングが候補に挙がった。クレーについては電話帳で調べまくり,車を飛ばして東○都杉○区からわざわざ遠くの五○田のO銃砲店を訪ねたような気がする。(確か電話帳の広告で当時一番信頼性がありそうに見えたから・・・)そこのマスターにこんこんと説明を受け,当時も今のものとあまり変わらなかったような「銃砲所持許可取得の要点」のようなものをもらって帰ったような気がする。
でも結局はスキューバを始めてしまって射撃はお蔵入りに・・・以後,十数年射撃とは音信不通に・・・多分当時映画で「彼女が水着に着替えたら」などが公開され,普段はあまり目にすることのないスキューバダイビング機材がいろいろなメディアに紹介されていたため,MONOマニアの私が見事にはめられたと推測できる。当時もし「私をクレーに連れてって!」などが制作されていれば,状況は違っていたであろう!現在では海ナシ県の栃○県に居を構え海が遠くなったため,一時はインストラクターまで考えてダイブマスター修行までこなしたスキューバは実質的に引退状態である。ダイビング道具一式は50歳をとうに過ぎても仕事より遊びが忙しい叔父が活用してくれている。余談だが,幼い頃から叔父が仕事をしているところはあまり見たことがない。
『まずは初心者講習会に!』
平成14年7月13日
数年(十数年)ぶりに突然思い立って,宇都宮市内ミ○ボシ銃砲店を訪ね,クレー射撃をはじめたいと相談する。「銃砲所持許可取得の要点」を見ながら,所持までの概略の説明を受ける。何はともあれ最初は警察署に行き「銃等所持の初心者講習会」を受けないと話にならんということで,講習の申込書をもらい,ついでに「銃砲所持許可取得の要点」を300円で購入して帰った。
なぜ,この時に思い立ったかは自分でも不明・・・(神の思し召しと思われる)ミ○ボシ銃砲店は大通り沿いにあり以前から目にとまっていたのと,電話帳で調べた他の銃砲店がどこにあるのか全くわからなかったためである。

平成14年7月16日
宇○宮中○署の生活安全課に電話をして「銃等所持の初心者講習会」の申込み方法について確認したところ,受付は8:30からで昼休みは受付不可,写真は免許証用のものでよい,6800円を用意してくる旨の指示を受ける。7月の初心者講習会の日程を確認したところ,7月30日(火)に開催予定とのこと。いつまでに申し込めばよいのかと聞いたところ,早い者勝ちなのでもしかすると間に合わないかもしれないと言われ,焦る!帰りがけに本屋の横のボックス証明写真機で600円で4枚の証明写真をとる。しまった!眼鏡が反射してしまった・・・まあいいか・・・そのまま使うことにした。家に帰って3.0×2.4cmにカットし,申込用紙に貼付した。


平成14年7月17日
8:30に警察署に駆け込んで申込をする。とりあえず宇○宮中○署2階の生活安全課のドアをあけると何やら朝のミーティングをしているような雰囲気だったが,8:30から受付OKですよね?と尋ねると,どうぞどうぞと机(取調室にあるようなグレーの事務机)に案内された。7月の初心者講習に間に合うか聞いたところ,保安協会にその場で電話確認をしてくれ,OKですよという返事。とりあえず申込書を渡して,買い忘れた6800円分の証紙を1階の窓口まで買いに行き,証紙を渡しに戻ると,講習会の場所の地図をコピーしてくれていた。講習会の会場は早い者勝ちの駐車場が何台か分しかないので,いっぱいだったら有料駐車場を使ってくださいとのアドバイスを受け,受理番号の入った猟銃等講習会受講票を受け取った。当日の持ち物を確認したところ,この受験票と筆記用具を持参しろとのことであった。申込手続きが完了し,車をとばして会社には何とか9時ちょうどに着けた・・・冷や汗。テキストは当日配布とのこと。まずは「銃砲所持許可取得の要点」でお勉強をしておこう!


平成14年7月30日
前日までが仕事の山場だったため,結局ぶっつけ本番で受講しにいったような感じになってしまった。受講会場は「アーバンしもつけ」というところ。9:30受付開始だが,9:20ころついてしまった。
すでにそれらしい方々が数人ロビーで座っておられた。10:00講義開始だったが全員早めに受付が終了したので9:50より開始となる。
当日の予定は
「10:00〜12:00;銃について」,
「12:00〜12:50;昼休」,
「12:50〜14:10;法令関係1」,
「14:15〜15:30;法令関係2」,
「15:40〜16:40;テスト」,
「16:50〜;合格発表・修了証発行」,
といった感じ。
午前中は元栃木射撃場長で現宇都宮射撃場射撃指導員の方の講義でした。講師の方の言っていたことで,「まずは2000発撃ちに行ってください!何事も熟練すれば自分のやることに余裕ができて,事故を起こすような瞬間の判断ができるようになります!」というお言葉と「肩付1万回!300回/1日位のペースで!でも最初は50回でへばります。慣れれば自然に良い射撃姿勢がとれるようになります。」という言葉がとっても印象的であった。これから射撃をやっていく上での座右の銘にしておこう!
午後の法令関係は保安協会or生活安全課の方だったと思います。違ったかな?講義の内容は試験に出るようなポイント部分は強調しておりましたので,注意力を持って講義を聴ける方でしたら合格点レベルの理解は得られるものだろうという感じでした。ただ,そうでない方は当日テキストをもらって一発で合格は難しいこともあるかも・・・でも注意を常に怠ってはいけないものを所持するための講義なのだから,これぐらいがいいのかな?ちなみに今回は12人受講で10人合格でした。もちろん合格者の中には複数回受講者の方もいらっしゃいました。一応聞けば点数は教えてくれるようで95点でした。でも何が間違っていたのか(いやどれが合っていたのか)いまだにわからん。そういえば昨日申し込んだらまだ空きがあったので今日の受講を申し込んだと言っている方がいました。焦らなくて良かったのかな?それとも夏は空いてる?その方はスキート射撃をやりたくてもう射撃場に見学に行ったとのこと。ルガーのオールステンレス製の銃を使っている人がいて,インターネットで探し回ったけど見つからなかったと言っておりました。後日見つけたよ〜だ!Gun-○ankさんというショップで扱っており,23万円(もちろん並行品)でした。でもスグ売り切れるみたい・・・

何はともあれ頂戴した講習修了証明書を胸に受かったその脚でミ○ボシ銃砲店に向かい,教習資格認定の申請に必要な書類一式をもらいに行く。ついでに展示してある銃(とその値段)を見せてもらった。実は内心ベレッタ682GEのX-Trapがいいなと思い,そのあたりの機種の値段をネット等で物色し,この程度なら安いという大体の価格を頭に入れた上で行ったところ,以外と安い・・・というかモノによっては今まで調べた中では一番安いモノもある気がする。並行品も正規モノも扱っており(当然値は違う),どっちもそっちなりに安いのである。型が古いとか新しいとかはおとうの目には分からないが,実銃を見せていただいた第1印象としてはとってもGoodだ!ここで買ってもいいかな?と思ってしまう。そうそう,いろいろ見せて貰ってるときに店の大将にアレとコレだったらどっちがいいの〜と何気なく聞いたら,それは言えないとのこと。何よりもお客さんが気に入ったモノが一番だから,私がこっちが良いって言っても買ってからお客さんがこっちが良かったという話になっちゃうでしょうと・・・ごもっともです。愚問でした。コレはどういう特徴?とか言う質問にはとても良く答えていただけます。決めるのは自分だ!じっくり見てると夜が更けそうなので早々に退散しました。
家に帰るついでにもう一度写真を撮りに行く。ボックス証明写真は前回で懲りたので,写真屋さんでライカ版サイズで4枚撮ってもらう。2100円だった。やっぱりできが違う。後で聞いたがミ○ボシ銃砲店でも写真を撮ってくれるようだ。

第2回、教習射撃編へ続く