● おとうの公式参戦記
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第31矢:「台風一過ならず」
 本州上陸の台風の中では観測史上最強(当時)と言われる台風22号(マーゴン)が日本列島を駆け抜けた翌日,年内に行われる栃木公式の最終戦が宇都宮射撃場にて行われました。年明け3月にニッコー栃木でもう一戦あるので年度最終戦ではないのですけどね。少なくとも今年の内でおとうが参加する公式戦の最終戦となるので,ここは一発頑張りたいと思っております。
 前回の羽黒は6時30分頃到着時には既に車がわんさとおしかけ,射順ももう10組近くかい!っと言うほど全国各地のシューターさんがお集まりになっておりましたが,本日はずいぶんとおとなしめ・・・到着は6時40分頃だったように思いますが,第2射団となりました。2射面利用ですのでいきなりスタートと言うことです。のんびりムードの中でも一応早々に射撃準備を整え,あとはアウトドアテーブルやらチェアーやらを引っ張り出して時間までまったりとポットのコーヒーなんぞ飲んでおりました。
 さて,いよいよスタートです。H16年の最後を飾るべく好調なスタートを・・・切れませんでした・・・3射目くらいから団子屋さんの開店です。いつもなら3つの団子にアンコを乗っけたものが人気なのですが,今日はなんと4つ刺し団子の大サービス!それはそれは見事なものです。後半戦に入るとさらに出血大サービス!4つ刺し団子をもう1本振る舞うという大盤振る舞い!1Rにしてあっという間にBクラスの夢は串の彼方に消えていってしまいました。結局ラウンドを重ねど重ねど人気の団子は飛ぶように売れ,それはもう大笑い!当たるときはこれはいける!という感触を掴むものの,ハズレ始めるともう終わりです。
 いや〜しかし今日の射撃はむらっけがありすぎる!美人の射手の方がいてムラムラッと・・・しているわけではないのですよ。あたり続けているときと団子屋を開店しているときの気持ちの持ち様が,自覚できるほどあまりに違うのです。いかん,いか〜〜ん!こんなことでは上達などできない。常日頃から平常心を持つことを覚えねば!これまでの射台での精神的なものは,撃つことに対して集中する!ということで,緊張感を高め,気持ちを一点に絞るように心がけておりました。ところが元々集中力もへなちょこなので,この一点に絞るということが非常に難しい。
 そこでラウンドの途中でちょっと逆転の発想をしてみました。あえて精神集中に固執せず,必要最低限の留意事項さえ確認すれば,あとはできるだけリラックスモードに・・・寝るほどに,気持ちがぼやけるほどに・・・アル意味では頭をバカにして対処してみてはどうかと・・・そう「1+1=?」という問いに対しても「あほあほ〜」という答えしかできないような気持ちを持って射台に臨むのです。してその結果は・・・あまりに気を抜きすぎて,その時に当たっていたのか外れていたのかもあまり覚えておりません・・・バカですね。
 でも余計なことを意識せずに無心になるのはよい気がします。ある意味バカになって(余計な)意識を飛ばしておくというのは一理あるのでは?基本的な射術を体さえしっかり覚えていてくれれば,余計な意識の方がかえって邪魔になるのかも知れません。でもこれはあくまでも射術が体に染みついている人のお話です。おとうは染みこませることから始めなければいけません。染みついていないのにバカモードに入っていたらただのバカ以外の何者でもありません。
 心の持ち方も大きな課題だ〜!と実感をもって理解したところで本日の大会は終了,無惨な成績だけが残ってしまいました。結局この日は1ラウンドとして8割を越えることもなく,3〜4割引シューターとして平成16年の公式大会が終了してしまいました。このままでは納得できない!ということで,ラウンド後居残り練習をする事に・・・なんとなく予想はしていたものの,やっぱり居残りすると8割撃てたりする・・・世の中ってこんなものね〜〜。

 さて,本日は大会表彰式の後,平成16年度国体栃木県チーム壮行会が開催されました。宇都宮射撃場の食堂(営業してないけどね)の片隅に選手一同と監督が並び,選手の紹介と国体へ向けての監督の決意表明などがありました。最後まで残った本日の大会参加選手や役員の皆様の大きな拍手でMOONさん他,6名(1名の方は当日所用で欠席)の活躍を祈りました。がんばれ〜栃木!負けるな〜栃木!ファイトだ〜栃木!