● おとうの公式参戦記
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第25矢:練習ってこんな感じ?(素人の戯言)
 さて,ダブルトラップの日本一を決める大会を控え,恐らくは大会参戦で「日本一へたっぴ!」という烙印を押されるのは確定であろうと推測しながらも,それでも少しは前回参加の二本松よりかは良い成績を残したいと考えているおとう。今回は前よりかは練習もこなそうと考えております。どのようにすれば上手になるのでしょう・・・根本的な問題として,普通のトラップでさえ上達しておりませんので,ベースからして他の選手とは大きな差がございます。なにより一般的な射撃のアドバイスを小耳に挟んでもそれを自分の射撃に取り込んでいくと言うことが全くできておりません。自分の今撃っている射法さえ日替わり定食のように安定性がないのです。いえ違いますね,少なくともデ●ーズやガ●トの日替わりは曜日によってメニューが決まっています。毎日が100%これまでのものと異なるものは,レストランでさえできないハイレベルのものなわけです!そんなおとうがどのようにダブルトラップの練習に励んでいるか?たぶん誰の役にも立たないし,その筋の方がご覧になった場合は「何だコイツ,的はずれな練習しやがって!バッカじゃないの〜?」とおっしゃるかもしれません。はい・・・その通りです。でもね,ちょっとくらい違ってても自分で考えてちょっとずつ歩んでいくのが好きなんです。笑って見てやってくださいね。
 ダブルトラップがA・B・Cの3つのセットがあることは以前お話ししたかと思います。さらにこのセットで5つの射台を回るわけですから,風だの何だのの影響を除けば,見た目ではクレーの飛び方は3×5=15通りあることになります。もちろん本当は各セット毎に一定なんですけどね!トラップと大きく異なるのはクレーの飛ぶ角度や高さは常に一定であり,変化は各セットと射台の移動のみによりおこることです。ということは,この15通りのクレーの飛び方をしっかりと把握できれば,それなりに合わせていくことができるということではないだろうか?(いいのかそんな事言って,合ってるか?違うんじゃないか?)でもこんな話はDTの選手をやられている方には基本中の基本であって,へなちょこシューターでなければ今更のようにこの点をしっかりと把握しようなどとは考えもしないでしょう・・・ということで,各セットのクレーの飛び方を身体に染みこませる!というのが,まず第1歩の練習となります。恥ずかしいですね,どう考えても練習以前の問題です。
 次に2枚のクレーを何処でとらえるか?というポイントを考えてみます。以前ちょっとだけT木県の有名DT選手であるM島さんにお話をお伺いしたことがあります。2枚のどっちから撃てばいいんでしょ〜,と訪ねると,私はこうだよと細かく教えていただいたものの,総論的には人それぞれでどっちでもいいのではないかという感じに・・・でもセオリーはいろいろあるようですけどね!遠い方から撃つとかね。でも考え方はいろいろです。例えばですが,これは3D的なクレーの飛び方をイメージしないと言いにくいのですが,Aセットを1番射台から撃つ場合(Bセットを5番からでも同じかな?)など,最初に遠いクレーではなく手前に飛んでくるクレーを捕らえます。捕らえてスグに銃をちょっと上げるとあら不思議!2枚目のクレーがすぐソコにいらっしゃるじゃないですか!これを捕らえると,銃の動きを最小限かつ上方への動きのみで対応することができるわけです。ご存じの方も多いかと思いますが,2枚のクレーを確実に落とすためにはどれだけ少ない銃の動きで正確にクレーをとらえられるかがポイントになります。そういう意味では遠いクレーに固執せず,銃の動きが最小限になるようにクレーを捕らえることも重要なはずです。(たぶん・・・)さらに二の矢を撃つための銃の動きも上方のみにちょっと動かす分には左右や斜め,下方に振るよりもぶれが少なくなるはずです。(たぶん・・・)これをうまくするとセット・射台によっては,ほとんど銃口を動かさず,同じ位置で2枚のクレーを捕らえることもできるのです。(たぶん・・・)この軌道を十分に理解した上で銃口の動きが最小限となるような効率的なクレー撃破ポイントを身体に染みこませることが高得点につながるのではないかと今は考えております。でもね,ちょっと今のおとうには無理そうなんですよ,この撃ち方・・・何よりも正確なポイントの把握とピンポイントを撃てる腕が必要になります。これがいずれもおとうには基礎的な実力として欠けているのです。ではどうしようとしているのか?
 おとうはポイントで撃とうとしてもどうしても微妙にずれるため,銃口を置き直すようになってしまいます。そこで基本はやはりトラップになるのでしょうか?あくまでもクレーが飛ぶ方向(見ため上で流れる方向)を基本として撃つ順番を考えています。各セットとも3番射台からの射撃を除き,角度が付いていますので概ね2枚のクレーの飛ぶ方向は同じスイング方向になります。2枚目を狙い直すときに銃が踊ってしまっては当たるものも当たりません。ですからスイング方向が同じならこれだけは防げるだろうと言うことで,スイングが同じになるようにかつ後ろのクレーから順に撃ち落としていくって考えています。でもこれはとても大きな欠点があります。なによりスイング幅が前者と比べ大きいので自ずと外れる確立も高くなります。かつ2つのクレーの軌道を斜めにぶった切るスイングをすることになりますので銃の軌道も安定しないことがあります。う〜ん,あんまりいい方法とは思えないな・・・
 これらの一般シューターには意味不明なポイントを押さえつつ,具体的にはどのように練習をしているかというと・・・ひたすら撃つ!考えながら撃つ!ポイントを指さし確認しながら撃つ!だけです。ただ若干効率を考え,できるだけ同じセット,同じ射台で連続して撃つようにしています。本来なら納得できるまで同一セットの同一射台で撃ち続けるのが一番よろしいのではないかと思うのですが,これをやるとおとうは何年経ってもAセットの1番射台から抜け出せなくなる可能性があります。ということで,実際の所では特定のセット,例えばCと決めたらCセットで最初は1番射台で10射(20枚)続けて撃ちます。次は3番射台で5射(10枚)続け,最後に5番射台で10射(20枚)で1Rをこなします。何となく感覚ができたかな?と思ったら次は同じセットで1〜5番射台まで各5射(10枚)を続けて撃ちます。1日の復習をする余裕(もちろん金銭的な・・・)があれば,最後に選んだセットをちゃんと各射台1射づつで1Rこなします。一般的にはダブルトラップの練習は一人でやるのは効率が悪いと言われているようです。これは射場のセットが撃つ人が一人じゃめんどくさいからダメとかって理由ではなく,クレーの飛び方を確認しながら撃つ!というポイントにつながっているようです。6人で試合をしているときは,自分以外の5人が撃つところをじっくりと見ていれば,お皿の飛び方は変わらないわけですから自分の撃ち落とすクレーの軌道をしっかりと把握できる訳ですね!一人では他の人が撃つところを自分の射台から確認することができませんからクレーの軌道のイメージの微調整ができないというわけです。まあこれももともとイメージした軌道通りに銃を振れないおとうにはあまり関係がないレベルなんですけどね・・・嗚呼へなちょこだ・・・あっ,ちなみにおとうは4人以上でダブルトラップをしたことがありません。大会・練習を通して最高が3人です。