● おとうの公式参戦記
おとうの公式参戦記メニューへ戻る
第23矢:「アテネ五輪のこと」
 今年は4年に一度のオリンピックイヤー!五輪の聖地,アテネでの大会です。クレー射撃には日本から竹葉選手,井上選手の2名が参戦されていました。お二人のご活躍はいまさらおとうがどうこう言うまでもないので割愛させていただきますが,とにかく井上選手の試合の日は朝から仕事に手が付かず,一人で興奮しておりました。だってね,ほら,井上選手とはまがりなりにも一度対戦させていただいたわけですから・・・(井上選手には邪魔をしていたようにしか見えなかったかもしれませんが・・・;バックナンバー参照)アテネオリンピックの公式ページで数分ごとに射撃のResultが更新されるのを確認し,1R終了時,3R終了時とその結果に一喜一憂しておりました。もうトップと1枚差の3位でファイナル進出を知ったときは大興奮!あたかも自分の家族がオリンピックで大活躍をしているが如く周りの人たちに猛アピールをしておりました。その節は職場周りの皆様に多大なご迷惑をお掛けいたしました・・・反省
 しかしですね,今までのオリンピックではクレー射撃の種目があったことは知っていたものの,大きく報道されていなかったせいか試合結果そのものは特に大きく気にしたこともありませんでした。あえて言えばアトランタ五輪の時に,まだJMにとっ捕まる前のレイア姫の活躍を何となくテレビで見聞きした覚えがあるかな?といった程度かな?自分で射撃を始めるまでは正直関心がなかったと言ってもおかしくありません。でもね,自分が始めるともうオリンピック種目を見る目が変わりますね!今までの一般人として観戦するのではなく,いっぱしのアスリートとして競技に興味を持って観戦する気持ちになります。(おぉ〜,いっぱしのアスリートとは誰のことだ・・・)特に射撃種目だけに関心を示すだけでなく,他の競技全般もこれまでのオリンピックにはなかったほど良くテレビ観戦している自分にビックリです。きっと今年のオリンピックでの日本のメダルラッシュはおとうの応援の賜でしょう!(そこまで言い切るか)
 このアテネのクレー射撃,日本での放送はNHKのBSで平日日中に予定なしに女子DTファイナル全編(もちろん録画)が放送されたのですが,いきなりそのことを知ってもお仕事に出かけた後では録画予約も出来るわけがありません。あ〜〜〜見たかったなぁ〜〜〜とグチグチしていたところ,S.S-Netが誇る皇族系シューター兼コラムニストの殿○様よりビデオをお貸しいただけるという温かいお言葉を賜りました。しっぽを振って御ビデオをお借りし,早速DVDにダビング!ダビング!もうそれから毎日仕事もせずに・・・いや,忙しい仕事の合間の極々限られたわずかな時間にディスクに穴があくほど見まくっています!(最もDVDディスクには真ん中に穴が空いてますけどね)いや〜なかなか良い角度での撮影アングルですのでど素人のおとうには何かと参考になります!えっ,なにが参考になるのかって?・・・それは・・・全部ですよ,全部。でもちょっと残念なのはアナウンサーの方が射撃には恐らくおとう以上に素人の方で,たぶんちょっとしたルールなどを教えてもらった上で解説されているのでしょうが,歯がゆいコメントが多かったですね。せっかくクレー射撃を皆さんに紹介できる千載一遇のチャンスなのですから,口八丁手八丁で解説できるような方(当時現地には小倉智昭さんがいたはず!でも某フジTV系の取材で行ってたからNHKのBSはダメか・・・)をお招きしてやっていただければそれを見た人が「クレーっておもしろそうだなぁ〜」って興味を示して貰えたかもしれません,残念!
 さて,その穴の空くほど見た上で感じたところをとりとめもなくまとめてみました。もちろん例によっておとうの勝手なコメントですので,一般的な射撃論にはほど遠いものですので読まれた方は鵜呑みにしないように気を付けてくださいね!役に立ちませんから・・・まずカメラのアングルのせいだと思うのですが,どの選手も結構銃口を上めで構えているように感じます。カメラはたぶん1,2番(4,5番)の間の地面の方から構えているのでそう見えるのかもしれませんが,なんとなくそう感じます。感じるだけです。それと初矢・二の矢,右・左,射台別など,いろいろなケースで各選手のスコアをちょっとまとめてみました。その結果を見る限りではやはりDTでスコアをのばすためには初矢をハズはないのが絶対条件ということがわかります。(当たり前です)ニュージーランドのスタントン選手がこれで苦しんでいたのがわかると思います。余談ですがこのスタントン選手は周りを威嚇するような独特のコール?でご覧になった方々の人気者になっていましたね。中国のLi選手は構えているときは長い髪を垂らしてとてもお綺麗な方なのですが,頬付けした時にものすごいギョロ目になってリングの「貞子」かと思ってしまいました。いえ顔がどうこうではなくそれぐらいしっかりと頬付けをして精神集中しているのだろうというお話です。誤解があると失礼ですからね!それとファイナルはCセットだったはず(なんか微妙にずれていたようにも見える)ですが,左右対称に飛ぶクレーをどの選手も初矢で遠いクレー,二の矢で近い方をとっていました。具体的には1,2番射台からは「左←右」の順,4,5番射台からは「左→右」の順,3番は各選手の好きな方から,といった感じです。それとクレーの獲りどころが韓国のLEE選手が早かったのが印象的ですね!ファイナルでの安定感はこのLEE選手と金メダルのアメリカのRHODE選手がピカ一だったように感じます。
 結果的に井上選手は5位となりましたがなんのなんの立派な成績です!拍手喝采ですね!しかし自分も競技の末の末の末席(いや席外かも?)にどうにか参加するようになり,今回の井上選手のオリンピック5位という成績を聞いて,これまで全く感じられなかった世界までの距離が,何となくイメージできるようにはなりました。でもその距離は遠く果てしなく,イスカンダルを目指したヤマトの諸君は言うに及ばず,天竺を目指す三蔵法師でさえもこれほどの遠さを感じることはなかったことでしょう。まあその前に一度でも最下位脱出しないとね・・・

P.S.ちょっと調べたら竹葉選手はおとうと生まれ年が同じです。射撃歴は別にしてまだまだおとうもイケるイケる!(根本的な問題を見逃しているような気がしますが・・・センスとか努力とか・・・)それともう一点,竹葉選手は徳島I田高校出身とのこと。西東京代表某中高一貫校出身のおとうは甲子園でI田高校に破れた苦い思い出があります。えっ,おとうは高校球児じゃないですよ,アルプススタンドで吠えていた方ですけどね・・・昔の思い出です。