● おとうの公式参戦記
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第18矢:「決戦!二本松の激闘,本部公式夏の陣 4の巻」
 競技終了後,しばらくたって表彰式が始まります。今思えばこの間の時間は表彰状に各選手の名前を書き込む時間だったのかな?表彰式はクラブハウスの中で行われます。3人仲良く(おとうはずうずうしくかな?)席に座り,表彰の瞬間を待ちます。まず夏季本部公式ダブルトラップ1位,177点,I選手!うぉ〜拍手喝采,ラッパ・太鼓を打ち鳴らせ〜である。金メダルと1位の表彰状を授与されます。2位,155点,S選手!盛大な拍手〜!銀メダルと2位の表彰状です。3位(一応最下位とは言われませんでした・・・),96点,おとう選手!それ石を投げろ〜,二度と来るなぁ〜!ってことはありません。皆さん心から拍手をくださっています。ありがたいです。超豪華,後光が差すほどの銅メダルと3位の表彰状をハハァ〜〜と頂戴いたしました。正直3人しか参加者のいない大会で,ダブルスコアでダントツの成績(下にね)をあげているモノが表彰されるのはどうかな?という気持ちはなくはないです。でもね,競技として成り立っている以上,エントリーからその競技は始まっているはずです!ですから余計なことは考えずに堂々とこのメダルを受け取りました!今晩はだっこして寝ようかな。表彰終了後はメダル・表彰状を持っての記念撮影です。せっかく天気が良いのでお外で撮影です。立ち位置をチェックしてハイ,チーズ!この写真もきっと日クレさんのHPなどに掲載されるのでしょう。(あっ,写真できたらちょーだいって頼んでおけば良かった・・・)撮影も無事終わり,あとは解散というときにI選手,S選手お二人で「いや〜,今日はおとうたまが来てくれて良かったです。そうでなければ二人だったんですからネ!」とおっしゃってくれました。大感激です!とても嬉しかったです!(しっぽフリフリ!)勝手な想像で申し訳ありませんが,とにかくお二人ともとてもこの競技を好かれているように思われ,自分と同じように楽しまれているのかな〜と共感を持つことができました。最後の最後にこのお言葉でものすごい充実感を感じることができました。ああなんてすばらしい一日だったんだろう!・・・スコアは別にして・・・
 神奈川県有名選手のお二人「I選手」と「S選手」,本日一緒に競技できましたことを大変光栄に思います。また機会がありましたら是非ご一緒させてください。また大会役員の皆様も温かな対応に大変感謝いたします。これからもよろしくお願いいたします。
 これでダブルトラップは終了ですが,I選手とS選手はこのままトラップの公開練習に参加されるようです。I選手は明日のトラップにもエントリーしているようですしね。おとうも参加したかったのですが,朝デニーズでコーヒータイムしてる際に,嫁だがねから「お子〜たま2号が熱だして遠足は行かせなかった。家で寝てるのでよろしく!」とのメールを受け,終了後は即帰りを余儀なくされておりました。残念・・・ちなみに公開練習はこの日の3時30分までできたようですので,次回本部公式の際には練習参加したいですね!でも本当は公開練習は参加しなくて正解でした。思った以上に疲労していたようで,帰り道では道の看板や標識,前の車さえぼやけて見えるほど目が疲れており,たかだか140km程の道のりを休み休み休み休み帰ってまいりました。なんかやたらクレーがよく見えてたのは,おそらくはアドレナリン過剰分泌の効果だったんでしょう。
 家に帰ってまずは子供に報告です!おとうさんは3位だったんだ!(ウソではない)銅メダルをもらったんだ!(これもウソではない)実はアテネ五輪にでる選手と戦ったんだ!(まあ言い方はいろいろあるが事実は事実だろう)と,子供に「へ〜ボタン」を10回くらい叩かせました。あとでちゃんと一生懸命やったけどダントツ最下位の3位だったんだって正直に説明しましたけどね。
 この日一日は本当に長い長い長〜〜い一日でした。でも自分なりの充実感は感じております。自分のこれからの射撃ライフの幅が広がった事を実感できたからだと思っております。あとは今回の経験を生かし,次回は一歩も二歩も進化した自分でチャレンジをしていきたいと思っております。皆様もDTに限らずいろんなチャレンジで射撃を楽しんで下さいね!
 そうそう最後に仕事帰りの嫁だがねに一応3位だったと見せつけてやろうと玄関にメダルと表彰状を飾っておいたら,帰宅一番の第一声は「へっ,3位,3人しか出なかったのか!」バッサリ!ぐぁ〜〜!おとうは無惨にも一刀両断されてしまいました。どうして我が家の嫁は急所をとらえるのがうまいのだろう・・・
おまけ)
 今回の本部公式ダブルトラップ,実は競技中以外にもいろいろお勉強できました!暇な休憩時間は審判さんなども暇しています。(失礼!)多少の雑談をしているときに,おとうたまは何か撃つときのバランスが悪いね〜,ちょっとみてあげようか〜,と,審判をしていたSさんにワンポイントアドバイスを頂けることとなりました。ここのところの射撃スタイルは前足にしっかりと重心を移し,おそらく外見上はアンバランスに前足荷重の状態で撃っていたはずです。そうなるように意識していたのですから・・・でもね,今回なまじ大緊張で撃っていたせいか,ラウンドを重ねるたびにこの荷重かけている足の踏ん張りが一定でなくなってきたのですよ・・・練習でリラックスしているときは何も感じたことはなかったのですが,こういう時に無理を感じるということは,やはり自分のスタイルにちょっと無理があったという事かな〜,と自分なりに感じていたところにそのものズバリのご指摘を受けたのです。もともと天の邪鬼な性格ですので自分でじっくりと必要性を認めて理解するまでは人の話を聞かないのですが,今回はすんなりお話しが聞けてしまいます。
 それじゃ〜一度射台から外れて,はい,もう一回自然に歩いて入ってきてそのまま自然にスタンスをとって,それくらいかい?じゃそのまま銃を構えて目をつぶって銃を左右に素早く振って〜,はい,自分が自然に真っ直ぐだと思うところで銃を止めて,目を開けて見て〜,どう?ちゃんと真っ直ぐ構えてる?・・・左に大きくずれてますね・・・それじゃその分スタンスをかえて,はい,もう一度・・・・今度はど〜う?大体あってくればいいよ。とにかく楽に自然なスタンスが良いからね,それじゃないと銃が上手く振れないよ。じゃ次,ちょっと狙い定めてみて・・・銃口側からこちらをチェックしていただいてます。ん〜,目はキレイに入ってるね〜,(変に曲がってないということかな?)それじゃ次,これ狙ってみて,と空薬莢をかざします。そのまま目だけでこれ追って〜,と空薬莢を右に・・・はい銃で追っかけて〜,OK,OK,次こっちね〜,と今度は左に・・・また目で先に追っかけて〜,ハイ銃を持ってくる・・・ん,そんな感じかな。目を飛ばしてから銃で追っかけるようにね。でも狙点は人それぞれだから自分で考えてね〜,ハイ!あとはちょっと反復練習してみて,また機会があったら次ね!微笑ましい一時をお付き合いいただけました。
 ありがとうございます。必ずや次回(いつだ?)多少の進歩はお見せできるようにしたいです。