クレー射撃を始めよう!
トラップ射撃とは?
入門者のためのトラップ射撃ルール解説
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●トラップ射撃のルール
トラップ射撃では試合の場合は6人が一組の射団を作って射撃を行います。練習の時や人数が半端の場合は6人以下で撃つことになります。撃つ順は1番から5番射台に右回りに撃っていきます。以下図を使って説明していきます。まず射手の全員が各々の射台に入って待機姿勢をとります。このとき射台は5つしかありませんので、6番射手は1番射台の後方にある待機枠の中に入ります。

射撃開始の指図があったら、まず1番の射手(図では紺色の射手)が弾を装填して銃を構え、マイクに向かってかけ声を掛けて(コールするといいます)クレーを放出し、それに向けて1発目を発射します(初矢といいます)。初矢でクレーを撃破できなかった場合はトラップ射撃では2発目を続けて発射することができるので(2の矢または後矢といいます)続いて2の矢を発射します。

撃った後は空薬莢を排莢し残弾を脱包して次の射手(緑色の射手)の射撃が終了するまで、そのままの射台内で待機します。ただし射手の数が6人より少ない時で、自分の次の(右側の)射台が空いている場合は、射撃終了と同時に次の射台に移動してかまいません。

続いて2番の射手(緑色の射手)が発射し、3番の射手(水色の射手)の射撃番になったら、1番の射手(紺色の射手)は2番の射手(緑の射手)の隣に行って待機姿勢をとります。(上図参照)このとき後方で待機していた6番の射手(黄色の射手)は1番射台に移動します。

4番の射手(青色の射手)が射撃する間は、先程と同様に3番の射手は3番射台から動かずにいます。2番射手(緑色の射手)はその間は3番射手(水色の射手)の左に移動して待ちます。

5番射手(赤色の射手)の番でも、これまでと同様に4番射手は自分の射撃終了後もそのままで射台の中で5番射手の終了を待ちます。3番射手はその左脇で待機します。

このようにして各射台での射撃が一巡すると1番射台にいる6番の射手(黄色の射手)が射撃し、全員の射撃が一巡することになります。これを5回繰りかえして、全部で25枚のクレーを撃って1ラウンドが終了します。ルールはこのように簡単なものです、どちらかと言えば安全に配慮して射撃することが大事です。
射撃大会では普通は4ラウンド100枚を撃つ100個撃ちで行う場合が普通ですが、2ラウンドで行う50個撃ちなどもあります。練習ではその他の射手とプーラーさんの指示で適時に射団を組んで撃ちます。

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