今日は午後からキャンプ場を数カ所チェックに出かけます。

BOWさんを誘ってのミニキャンプの為と、仲間を少し人数集めてのキャンプと、ボランティア活動での障がい者も含めた少し多い人数のキャンプなどの利用も考えての事なんですが、仲間やネットで情報を集めてみると驚愕の事実が判明。それは、日本のほとんどのキャンプ場は、客が来るのを嫌ってるらしいって事。たしかにあちこちに電話してみても、とても客相手に話してるって感じじゃないと思う事がとても多いし、こりゃあ実際に行って確かめるしかないって事で、柏から近い所3カ所をチェックに出かける事にしました。

たしかに、これまでもあちこちのキャンプ場を利用したけれど、お役所のやってるキャンプ場はもとより、民営のキャンプ場でも良い思いした事って殆ど無いってのが皆の一致した感想なんですね。
ところで写真は水海道の花屋さん、風車が面白い。

まず最初に寄ったのは、常総市(旧水海道市)の3セクが運営している「あすなろの里」でございます。しかしここは評判がほんとに悪いんですよ。地元民や某市公務員に聞いても「あそこはダメダメ、行くだけ無駄」ってご意見ばっかり。でもまあって事でやってきてみれば。

いくら冬だからっていってもこの通りひとっこひとり居ない状態。

で、中身はと言えば他の役所の作った箱物行政の施設とほぼ同じ。だーれも使わないセミナーなどの教育利用の箱がいくつかと、家庭用の水槽がならんでるらしい(地元民の報告)水族館や、小動物園、最近流行りの展望風呂と釣り堀。そして問題のキャンプ場があります。

しかし、地元民の言う通り、場所がわかりにくいし夏休み以外は人気無しってのは真実だったんだねえ。とりあえず窓口を覗いて最初に言われた言葉って「犬はダメ」だって。まだなんにも言ってないのに(笑)
で、窓口の感じのいい女性職員にいろいろ伺った所判明したのは、

それでも気を取り直してキャンプ場を覗きに行くも、ゲートを開けてもらえなかったんで外からチェックのみ。

帰ってから利用した事があるって人に聞いた所、年間通してほとんどだれも使ってないらしく、元は常設してあったテントも朽ち果てて無くなってしまって持ち込みテントとロッジだけになったって事が判明。彼からも一言、「テントサイトはとっても良いけど、金額と予約の手間と周辺の状況を考えると行かない方がいいと思うよ」だそうです。

しかし判りにくい場所にあるキャンプ場、そのすこし手前のプール近くにあったこの施設。

元はシャワー室かなんからしいけど今はこの荒廃状態。

なんかとんでもない事になっちゃってます。

で、気を取り直して向かったのは。

首都圏の皆様にはフィールドアスレチックやバーベキューなどで有名な野田市にある「清水公園」でございます。

さすがにここは民営なんで、親切に説明していただいて下見もOKしていただきました。

では、キャンプ場へ。

上がってみると、おー、一気に蘇る小学校時代の思い出。

昭和30年代まんまやん。

当時の日本にはアウトドアなんて言葉はまだ無く、キャンプと言えば山岳家とか、大学生のサークル活動とか、ボーイスカウトとか、学校の課外活動でとか、日赤のキャンプ(私も行った)とかしか無い時代。こういった場所での余暇って言えば、バーベキューって決まってたんですよ。

バーベキューとは言っても、今みたいにカルビ焼いたり豚トロ焼いたりなんて事はまったく無くって、あくまでこういった場所にあるバーベキューハウスを使って、お仕着せのバーベキューセットを購入してやるものだったんですよ。それがここには当時のままに残っています。まあはっきり言って当時のバーベキューって美味しくなかったんですよ。その頃の食材内容は、鶏もも(骨付き、クリスマスなんかでも定番の贅沢食材)と、輪切りのトウモロコシと人参とタマネギぐらい。それにニジマスが入ったりする程度。だいたいが釣り堀(釣ったニジマスが食べられる)やアーチェリーや、ミニゴルフなんかが併設で、大人はそんな事ですこし遊んで、たいして美味くない料理を肴にビールを飲みまくってお仕舞いってな状況。でも子供にとっては野外でのバーベキューってのは(美味しくないけど)とっても楽しかったんですよねー(涙)

来てる客層も、ちょっとハイカラな都会のサラリーマン家族(両親と子供2名)。小金持の中小企業の社長さんらしい男と、水商売らしい女性(スカーフとサングラス)のカップル。地方出身らし若者のサークルなどが主体でした。しかし時は移って平成21年の今日、まるっきり昔のままの公園の状況にはあるいみ時代に取り残された不安を感じてしまいます。

ロッジは6300円から9700円。しかし今エアコンを取り付ける工事を行っているので、3月からはほぼ9000円台になるそうです。

それに入場料が700円/人かかりますから、家族4人では1万超える金額がかかります。で、この不況のご時世に3月からすべての料金が値上げになるそうです。

実際、他のキャンプ場なども同じで、1年のウチ夏の2ヶ月で全ての稼ぎをする構造になっています。だからこの季節は大混雑で、残りの日々は閑古鳥がないちゃってます。ここでシーズンオフは価格を下げて、内容も50年前のチープな(当時すでに安っぽいって皆が思ってたぐらいだ)物から脱却して、利用者が自前の機材を利用し易い形態に移行しなければ、長い目でみての存続は難しいような気がしますねえ。それでも潰れずにキャンプ場が残っているのは、結局はお役所経営が多いからで、それでも多くのキャンプ場が宿泊を禁止してデイキャンプに移行してるのも、客が来ないので管理が面倒になっちゃった為なんですね。それにも増して民営のキャンプ場に関しては、今回の不況を乗り切れるのか不安があります。実は不況の時ほどアウトドアは活況を呈するんですが、利用してもらうカギは料金と安っぽさの排除でしょう。デイキャンプでのバーベキューが6人で炉などかりると1万近く掛かっちゃうってのもアウトですし、じゃあ自前の機材でって思うと、搬入するための道路が無いってのもハンディキャップを持つ人達をスポイルしていますしね。

これが空中のログキャビン、けっこういい感じだけどなんとなくチープ。

それでも古びてるのがなんとなく本物っぽさを演出しているのが面白いですねえ。

園内は工事中。

平日とはいえ駐車場には1台も車は無し。いろんなイベントに使わせて欲しいなあ、駐車場だけでも。

さらに我孫子の市営キャンプ場に行く予定だったんだけど、なんと冬は休業のうえに、利用申し込みに1月前の平日に役所まで出向いて申し込んで、利用日直前にまたまた役所に出向いて利用確認しなくっちゃいけないってお役所仕事的対応が判明したので、あきらめてこのまま帰ります。

途中のホームセンターでロビンパパがドッグフードを買うのに付き合って私は鯛焼きを購入。

私はなにもここでは買いません。

続いてぞろぞろと動物病院へ。

患畜が来てたんでちょっと待ちますね。

クロさんは年寄り向けの缶詰を、ロビンちゃんには耳のお薬をもらって。

帰りましょう。

夜、特売のタマネギを10個。

ほかにも少し買い物して今日は終了です。