古着屋さんマニアのロビンパパ、冷やかしに行ったお店でくじ引き中。

雨の中、測量中の作業員さん、後ろは女性。

怪しいカーハートのワークジャケット、前の持ち主が自分で付けたらしいハーレーのエンブレムパッチが良いかも、でももう少し上につけて欲しかったなあ。

和柄の車、桜吹雪。

雨の中を帰ります。

晩ご飯、ミヤで。奥さんが出産で、お勧めメニューの気合いが抜けて来てますかね。

忙しいだろうけど、メニューの工夫を頑張ってね。

シンクのデザインを考えてます。

今日買ったのは、このジャケット。

ほとんど新品のGAP、2000円。

あとはROCAWAREのパーカー1480円。

さて、JGTお取り扱い開始の「HASAN」についてですが、私の2004年の手持ちの資料にありました。同社のパンフによると、創業は1978年、従業員200名余、近代的な設備で、機関部、銃身、木部など全ての行程を一環生産しているようです。設計は全てCADで行い、最新鋭の5軸CNCを複数台導入しているそうです。生産した製品の96%が輸出で、OEMによる販売が主体だったそうですが、最近は自社ブランドを全面に出しての販売を押し進めているようです。2002年現在では42カ国に輸出しているようです。当初多くはトルコ移民の多いドイツやイタリアなどの欧州圏に輸出されていましたが、今世紀になって豊和工業のアメリカでの販売店であるレガシースポーツが取り扱いを始めてからは、米国でもしだいに認知されてきているようです。

ショットガンでは、オプティマのブランドでの販売だったので、私も気付くのがおくれました。オプティマの名前の通り、そこはかとなくベレッタを感じるデザインになっています。
オートのブランドであるエスコートもやはりベレッタのウリカに似た設計になっています。
オプティマについては、販売価格が6〜8百ドルと千ドル以下の製品群のなかでは、なかなか品質が良いようなので、最近話題に上って来る事が多くなりました。ちなみにアメリカでの上下の中心価格帯は1200ドル前後ですから、お買い得なのでしょう。ベレッタが2〜8千ドル台のアメリカでは、ベレッタを買うのはやはりそれなりにお金持ちって事になりますね。

ポンプ銃は猟用ではスラッグ専用を、後は最近の流行の家庭自衛用のいわゆるホームディフェンスガンを販売しています。こういった安いホームディフェンスガンは、アメリカでは一定の市場が存在しますが、価格が3百ドル以下でないと売れません。そこでスペインやギリシャのメーカーがOEMで進出していましたが、最近はトルコのメーカーの存在が大きくなっているようです。
このメーカーの場合自社ブランドでの認知はまだまだです。それでもアメリカ人の好みそうなデザインで製品を出して来ています。

もともとこの会社の成長を支えて来たのは、これらの空気銃です。中折れから始まって、サイドレバーやアンダーレバーなどの製品を多数生産しています。最近では写真中央のように、ファイバーストックに、ベレッタっぽい調整可能なパッドをつけたモデルを出して来ています。

後、このようなスミスアンドウェッソンの外観を真似たガスピストルを製造しています。欧州で玩具として売られているガスピストルは、この会社がOEMしている物が多い様な気がします。
最近ブランド名のほとんどを、親会社の指示でストーガーに変えた「VARSUN」もトルコのメーカーですが、なんとなくベレッタ臭いのがトルコのメーカーの特徴で、はたしてこのメーカーとベレッタとの関係がどのような物か私には判りませんが、ベレッタの国内代理店が、ベレッタの替わりにベレッタが買えなくなる程に国力が落ちた日本で販売する以上、ベレッタと無関係とは思われません。
ちなみに、これまでいわゆるそっくりさん銃といえば、ほとんどがレミントンのそっくりさんで、今は亡き日本のメーカーもそっくりさんを出してました。でも、軍や警察用の欧州銃のブランド性が高まって来た現在、アメリカでは軍も警察も制式銃をベレッタやH&Kなどに変えた事も有り、いまやコルトは拳銃の生産をほとんどヤメてしまい。あの1911でさえ、今やS&Wが造っている状況で、そのS&Wでさえ拳銃自体の生産が縮小する一方です。業界の再編は世界的に進み、アメリカではウィンチェスターとレミントンが同じ会社に、欧州では軍系はほぼベレッタとH&Kに集約されつつあります。
これらの欧州メーカーは、売り上げの主力を、一挺あたりの利益は低いけど数で稼げる軍用に頼っていますから、相対的に民生用の製品については高価な製品にシフトしつつあり、平均価格が高くなる傾向があります。
もっとも日本以外では、高価な製品へシフトはしていますが、価格自体はほとんど変化がありませんから、昨今の国内価格の上昇はある意味、国内市場のレベルがしきい値をを下回った証拠でもあり、いよいよメーカーにとっては日本の販売ランクを一段下げて来た結果だと思います。数が売れなけば、仕入れも高くなり、代理店も一挺あたりの利益を確保するために値上げをしなけれなならない訳です。まあ昔から日本では舶来品は倍掛けが基本、でも修理体制や在庫を考えると少ない販売数ではこれで適正だったんですが、バブル期にそれまで手に入れたくても買えなかった欧州銃が、手の届く存在になった事もかり、販売数が増えたのが逆に災いして、そのバブリー世代が、高齢化して主役から退き始めた現在では、既存の流通が重荷になって来たのは、車やブランド品などと同じだと思います。昨今のブルガリやルイビトンなどの欧州勢の直営店進出ラッシュは見ての通りです。
これは、日本の貧富の差の拡大による購買力の偏在に対応するために、数での利益を捨ててでも、一般化したブランドを本来の高級ブランドに引き上げて、少数しか売れなくっても高価な商品ほど売れる富裕層にシフトする事が目的です。同じように銃も価格上昇と共に、ブランド性を維持出来る少量直販にシフトする事になると思います。海外では安い車で稼いでるトヨタが、国内では、拡大する貧民層むけの主力を、カローラから完全子会社化したダイハツの車にシフトしつつ、富裕層への対応は、バブル期に普通の車になっちゃって訴求力が低下した主力のクラウンから、高級ブランドのレクサスにシフトしたようにね。